ASIAIR Plusの導入 その3

さて、準備が整ったので、実践です。
今回ASIAIR Plusを導入して1つ心配だったのが、EOS Rでちゃんと使えるか？ということ。
いまいちネットを漁っても、デジカメで本格運用してる方って見かけないような...


結果としては、現状使えていません。
テストでは操作できたので大丈夫かなと思ったのですが、実際に使おうとすると、すぐにカメラが反応しなくなります。
何かと思ったら、カメラからASIAIR Plusへ画像が転送されずに溜まってしまい、ビジーになってるのでした。
ケーブルを変えたり設定を見直したりしたものの改善されないので、一旦EOS Rで使うのは断念。
なんだかねぇ

翌日は2600MCに変えて再トライ。さすがにZWO社製どうしなので、問題無く使えます。

一通り操作を試したら、一番のお楽しみ？Meridian Flipに挑戦！
ちょうど子午線越え間近だったM33で試してみました。

何の問題も無く、すんなり完了。ちょっと感動ですねぇ。

その後も特にトラブルも無く、順調に稼働中です。
これで一層のぐーたら撮影にまっしぐら！（笑

ASIAIR Plusの導入 その2

ASIAIR Plusに繋げる機器は、
・カメラのUSBと電源
・オートガイダー
・赤道儀のシリアルポートと電源
・EAF
・レンズヒーター（USB接続）x2
と盛りだくさん。
2600MCの場合は電源はそのまま12V端子から取れば良いですが、EOS Rの外部電源用に12Vから8.4Vへの降圧機を作製。
ま、Amazonで売ってた降圧機に端子を付けただけですが。（笑

しかし、ちゃんと電圧は出てるのに、何故かカメラの電源が入らない...電力不足？
そんな大食らいとは思えないけれど？？
試しに12Vをそのまま繋いだら動いたので、コイツはボツ。（大丈夫かな？）

次に、ヒーターの電源については、もうUSB端子がいっぱいなので、これまた12VからUSB2口に変換するモノを購入。


モノはついでということで、クソ長くて邪魔だった赤道儀のシリアルケーブルを1mに切断して繋ぎ直し。

しかしコレ、端子をバラしてみてビックリ。変なケーブル使ってるし、導体露出部はセロテープ？で絶縁してやがるの。
こんなんで何千円も取るとはねぇ。

で、全部揃ったところで、赤道儀に搭載です。
機材を鏡筒周りを付けたままにしておけば、セッティング時は赤道儀のシリアル-USBアダプタと電源、ASIAIR Plusの電源を挿すだけでOK。
良いですね。

ちょっと美しさには欠けるけど...

このあと、付属の電源ケーブルが太くて固いので、赤道儀とASIAIR Plusのケーブルは細いモノに交換しました。

続く。

ASIAIR Plusの導入 その1

しばらく前のこと、撮影の準備をしていて、ふと思ったのです。
何だこのケーブルだらけの醜い姿は…
元々こーゆーのが嫌でSS-oneのオートガイダーとCMOS Captureを使っていたのに、新しいカメラにSS-oneがしなくなってPCを使うようになり、さらにEAFを導入したりして、配線だらけに。
なんだかコチラの投稿を思い出してしまいました。

そんな折、某ショップのサイトを覗いていたら、ASIAIR PLUSが1台在庫あり！となってるじゃないですか。
思わず買ってしまいましたよ。（笑
実際のところ、使う機材の数が減るわけじゃないので、配線の本数自体は大して変わらないですが、1箇所に集中させることでいくらかスッキリさせれるかな？と期待です。

で、FSQの鏡筒バンドに付けてみました。


あー、設置場所は良い感じですね。

続く

ATOM Cam Swing

今話題の？「ATOM Cam Swing」、Amazonのセールで買ってしまいました〜
（天リフさん経由でね　笑）


とりあえず、昨夜に撮影時に望遠鏡の横に置いてみましたが、こりゃ良いですねぇ。
昨夜は雲が多かったので、部屋の中から空の様子が確認できるのって、とっても便利。
さらに玄関横のネコハウスの様子もチェックできるし。（笑


1つ問題点は、コレを起動させると、他の2.4GHzで繋いでる機器に不安定になるものあり。
本格的に設置する時は、別のネットワークを作った方が良いのかな？

皆既月食2022

いやー、珍しく？良い天気でした。
こんな晴れた空で月食見たのって、いつ依頼？
そんなに気合い入れて撮るつもりはなかったので、FSQ+XH-1で気まぐれにシャッターを押しながら、ノンビリ観望でした。

皆既真っ最中


なんとなくターコイズフリンジ的な。


今回、一番の傑作はコチラだったりして。（笑

円安辛いわぁ2

SharpCapとAstroPixelProcessorが、相次いで更新期限に。
特にAstroPixelProcessorは、1年使ってみて良かったから、買い取りにするつもりだったのになぁ...
嗚呼

石垣島の星空

8/14-16で、10年ぶりに石垣島に行ってきました。
実は、沖縄にはもう何度も行きましたが、1度も夜に晴れたことがありません。（苦笑
今年は満月直後ということもあり、どうせ撮れないだろうと、XH-1に16mmを付けたのとミニ三脚だけを一応持って行ったのですが（普通の旅行写真は、ほぼスマホ）...
何と2晩とも晴れ！
しかも泊まった宿のすぐ側の海岸で満天の星が見れるじゃないですか。
1夜めは薄明が終わってから月が出るまで30分くらいしかなかったので、うひょーとか言ってる間に終了。（笑
2夜めはもう少し時間に余裕があったものの、やはり持って行った機材ではなかなか思うようには撮れず。
せめて三脚は普通サイズが欲しかったなぁ...


超広角を持って行かなかったので、縦3枚パノラマ合成


低い北極星
ソフトフィルターが欲しい...


夏の大三角


お宿の部屋のベランダから天の川が撮れるなんて！

次回はちゃんと機材用意していくぞ！と思っても、きっと晴れないんだろうなぁ。（笑


朝から虹が出てるって、やっぱり南国ね。

いまさらダーク引きのOptimizeを試してみる

注：特に目新しい内容ではありませんので、ご注意を

改造EOS Rが思いのほか良く写るので、ここしばらく使っているのですが、1つ面倒なのがダーク引き。
冷却カメラなら事前に用意しておけば済みますが、デジカメだと基本的には毎回撮らないといけないので、とっても面倒。
（激淡ものじゃなければ、ダーク引き不要という話もありますが）
（デザリングという手もあるけど、時間が勿体ない　笑）
で、Pixinsightのダーク引きのOptimize機能を使えば楽が出来ないかと思って、試してみました。

適当な5分x12枚の画像を使用。撮影は午前1時くらい。
まずは、ダークもバイアスも引かずにWBPPでスタックしたもの。

（STFでストレッチして、中央を等倍で切り出し　以下同じ）
（フラットも影響を除外するため、適用無し）
ガイドミスによる所謂縮麺ノイズっぽいのが出てますねぇ

使用するダークファイルについては、Optimize機能の原理からすると、ノイズが多め（＝温度が高い）のものが良さそうなので、日中の結構気温が高い時に撮影したものを用意。
で、普通にダーク引き

やはり、引きすぎによると思われる黒い線が多発
これなら引かない方がマシ？

で、OptimizeをON。

へー、綺麗に消えるねぇ！
これなら使えそうだ。

ちなみに、別の日の夜中に撮った（＝気温低め）ダークファイルを使うと...

大体は良いけど、いくらか取り切れてないノイスの線が残ってますね。

今回の実験では、ダーク引きのOptimizeはなかなか有効だったので、気温が高いうちは使ってみるのが良さそうですね〜
（寒くなったら不要？）

円安辛いわぁ

先週から昼間は晴天が続いてますが、夜になると雲が湧いてくる毎日。
大気も不安定なようで、雲もくもくなところに放置して寝るのは心配なので、なかなか撮影が捗りませんよ。

そんな中、Starizonaからメールあり。
春先に注文したシュミカセのレデューサの用意が出来たから、支払い手続きをしろと。
注文した時に、8月くらいになっちゃうかもね〜って返答だったので、まぁ仕方ないねとは思ったものの、その間にアホみたいに円安になってしまって、実質1万円くらい値上がりに...（泣
嗚呼

天文ガイド8月号に掲載〜

3ヶ月ぶりの応募でしたが、載せていただくことができました。



正直、露出不足で出来はイマイチだと思うのですが、以前Sivan2を載せていただいた時に、評で「ココらの星雲撮る人いないかな？」みたいなことが書かれたので、やっと来たなと思われたのでしょうか。（笑